ホーム>  特殊建築物の定期報告制度

特殊建築物の定期報告制度

2011年07月15日


昨日、北九州市が主催する特殊建築物の定期報告制度の説明会に参加してきました。
この制度は建築物の定期健康診断のようなもので、築10年以上の建物は得に注意して診断しないと、第三者災害を引き起こし、所有者責任及び管理者責任を問われかねません。
一番危険なのは、道路沿いの建物で外壁の一部が剥離して落下し、歩行者に被害を及ぼす場合です。私も横浜で仕事をしてた際に、百貨店の外壁が道路に落下した現場を見ましたが、ぞっとしました。

少し説明しますと、築20年以上前の建物の外壁にタイルを貼る場合、コンクリート躯体の上に5mm~20mm位の厚みで下地モルタルを塗り、その上にタイルを貼っていました。外壁の剥離の原因のほとんどはこの下地モルタルがコンクリート躯体からはがれおちる事で起こっております。
そこで、近年はコンクリート躯体に直接タイルを貼るようになってきました。この場合は躯体の精度の確保や躯体面の洗浄などいろいろ難しい面もあります。
皆さんのお住まいは大丈夫でしょうか?
一度、確認してみてください。

                           山縣

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です